「しくみをみよう」構造目線

構造教材 , デザイン力学問題集

力学的問題「トラスの計算」

梁トラスと呼ばれるものの斜材に生じる軸力の計算問題です。

イロモノ

考えるための手掛かり
ここでは脚と床は固定されているものとして考えることにします。
手前と向こう側とそれぞれ200Nの力を加えた時のことを考えることにします。
接合部はすべてピン接合だと仮定して、力の釣り合い式を立てて解いてください。

モノクロ

考えるための手掛かり
片足ずつ均等に300Nの力が加わるものとして考えることにします。
トラス構造として扱うことにして、すべての接合部をピン接合とみなしてください。
斜材に生じる力は、固定されている端部に近くなるほど大きくなります。
曲げモーメント図の見方がわかっている人には、それと対応させて理解できると思います。

イロモノ

考えるための手掛かり
ハウトラスト呼ばれる梁トラスの計算問題です。
この問題も、トラス構造として扱うことにして、すべての接合部をピン接合とみなしてください。
斜材がすべて圧縮であることは計算しなくても判断できるようになっておいてもらいたいです。
斜材のかかり方が逆向きなトラスはプラットトラスと呼ばれています。
その場合には、斜材に生じる力は引張力になります。
斜材に生じる力が端に行くほど小さくなるのは、単純梁の曲げモーメント図に対応しています。

そもそもの解き方の説明や答え合わせは、構造力学の授業にて・・・

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