曲がる梁では、曲がるカーブの上端、下端に一番大きな力の負担が生じている。
曲がるカーブの外側が引っ張られて、内側が押されている状態になる。
梁の中心に近い位置では、ほとんど引っ張られも押されもしていない。
よって曲げに抵抗するための効率の良い断面の形にするためには、
上端、下端に近い位置の面積を増やし、真ん中付近の断面を減らせば良い。
たとえば、鉄骨の建物でH形鋼と呼ばれる鋼材が梁に用いられていることなどは、
その例であるといえる。
鉄道の線路の断面の形がくびれたようになっているのも、同じ理屈である。
100秒ほどの「曲げ応力」