造形思考 上・下
パウル・クレー
土方定一 菊盛英夫 坂崎乙郎 訳
ちくま学芸文庫
パウル・クレーは、バウハウスの教員として授業を行なっていました。
その時の講義を記録したノートが編集されたものです。
抽象画を描いていたクレーが、
力学的にものをとらえることの説明を随所で行なっています。
通読して、分かりやすい一貫した考え方が学べるものではありませんが、
パウル・クレーがデザインをどうとらえようとしていたかということを
うかがい知ることができます。
この本をパラパラと見るだけでも、
理系?とか文系?とか、
デザインを学ぶならどっちの方が良い?とか、
そういうことを考えることが的外れであることに気づくことができます。