多様化する構造デザイン
日本構造家倶楽部 多様化する構造デザイン編集委員会 編著
建築技術 2022
構造設計、構造デザインを取り巻く現状を学ぶことができます。
構造家として活躍されている方々、構造設計の第一線級の研究をされている方々、
あの方の話も、この方の話もすべてこの一冊で知ることができます。
平成という年号の約30年間を振り返る形になっていますが、
そこでどのようなことが行われてきたのかということともに、
これからどのようなことを考えていかなければならないのか
ということへの示唆も多く含まれています。
どこまで何ができるようになってようになって来たのかということとともに、
どういうことが悩ましい問題なのかということも分かります。
あとがきに金箱温春 氏が
「この本が構造デザインを考える上で貴重な資料となり、次世代の構造設計者への励ましとなることを望みます。」
と記述されていますが、
まさしくそのような役割を果たすことができる一冊だと思います。
ある程度建築を学び始めて知識が身についてきた頃にこの本を読めば、
必ずや構造デザインへの興味が増すと思います。
必読の参考図書です。