「うけとめていく」デザインのための構造目線
ブログ , 「うけとめていく」デザイン

自らの身体を「うけとめていく」ことが原点

この世に生を受けて自ら存在している
「うけとめていく」デザインの原点
その対象は自らの身体そのもの
この属性と向き合うことから
逃れられない

この属性を否定してしまうと
自らの
立脚点
立ち位置
存在意義
存在価値
を見失う

属性と向き合うことから
次なる行為が生まれていく

自らの身体の不自由さを感じるとき
その難しさに直面する

その不自由さはないものにはできない
その不自由を「うけとめていく」姿勢
その姿勢で臨んでいくことにより
創造的な喜び
やりがい
生きがい
などを感じ取っていくことができる

不自由さを感じさせる要因に
老いや病がある

どこまで回避するのか
どこまでやむなしとするのか
「うけとめていく」姿勢が問われる

「うけとめていく」ためには
まず、受け止めることが必要である
やむを得ないことを
ないものにしたりはできない
見ないことにしたところで
そのものは無くならない
よって
まずは受け止めることが重要である

「うけとめていく」ことは
単に受け止めるだけに留まらない
受け止めた上で進むという行為が続く
それは前向きである

今あることは過去からの延長線上にある
よってそれらは
受け止めざるを得ない
「うけとめていく」ということは
その過去を引き受けた上で
未来につなげていくという行為である
その行為を
「うけとめていく」デザイン
と呼ぶことにする
そもそもデザインという行為が
「うけとめていく」ことそのもの
であるのかもしれない
そうすると
ことさらデザインという単語を
そこに付与する必要もなく
単に「うけとめていく」とだけ
意識しておくだけで良いのかもしれない
もしくは
デザインという言葉の冒頭に
わざわざ「うけとめていく」を
付け加えることが無用なのかもしれない


しかし

自らの身体の不自由さを感じつつ
それと向き合って
「うけとめていく」デザインという
行為を続けていくことの中に
生きる喜びがあるのだと意識し始めると
日々の生活で困難だと感じることすら
生きる喜びの要素のように思えてくる

ので

「うけとめていく」デザイン
これをキーワードとして掲げることが
未来を切り開いていくことにつながる



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