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【終末のデザイン】あるスポーツ選手の引退宣言

イロモノ

2023328日 一人のボクサーが引退した

モノクロ

アマチュアからプロに転向 その両方で頂点を極めた選手

イロモノ

引退会見でのひとことが印象に残る

モノクロ

引退という名のスタートであると断言していた

イロモノ

そのスタートを誓っていた

モノクロ

スポーツ選手の現役引退って

イロモノ

そこで現役の終わりを迎える

モノクロ

でも人生はそのまま続く

イロモノ

それは終末じゃない

モノクロ

ある期間と次の期間の節目

イロモノ

それは前の期間の終わりで 次の期間の初め

モノクロ

当たり前だけど 人生は それが続く限りは終わらない

イロモノ

節目は 一区切りの印なだけで 終末じゃない

モノクロ

その節目の時点が最終到達地点にはならない

イロモノ

最終到達地点だと思い込んでいたら そこが崖っぷち

モノクロ

でも 崖ぷちじゃなくて 道はそのまま続く

イロモノ

金メダルもチャンピオンベルトも最終目標じゃない

モノクロ

そう 通過点にある記念碑でしかない

イロモノ

その通過点を最終目標だと勘違いしていると

モノクロ

その後の道を見失う

イロモノ

そう 道を見失う

モノクロ

何を目指すのかという目標は ある時点に据え置かれているものではない

イロモノ

いろいろな目標が続いている道の中に点々とある

モノクロ

それは連続しているものだったりもする

イロモノ

終末に向かって とにかく道を歩き続けていればいいということか

モノクロ

歩き続けるという行為そのものが日々の目標

イロモノ

なんだか息をしているだけでもいいって開き直りかねない

モノクロ

そう開き直っていて いいんじゃない

イロモノ

終末まで 思う存分 生きた方がいい

モノクロ

その思う存分のための努力は要りそう

イロモノ

現役引退の時点がこれからのスタート

モノクロ

金メダルもチャンピオンベルトも獲得した選手の言葉

イロモノ

説得 納得 させられてしまう

モノクロ

少なくとも人生の終末は死ぬまで来ない

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