戦争が終わらない
終末についていろいろ考えてきたけど
戦争に終末はない?
戦争そのものが終末に向かう行為
人の命を奪い、街や建物を壊して人が生きる環境を破壊する
なぜ、こんなにも残虐な終末に向かう行為が繰り返されるだろうか
自分の命、自国の存続など、それらを守ることが絶対的な正義だとされる
それらを守ためなら、他人の命、他国の存続を蔑ろにしても構わないと考える
人の命を奪い、街や建物を壊して人が生きる環境を破壊するという行為は、人にとって終末に向かう行為なのに
自分の命、自国の存続など、それらを守るためならやむなしとされ続けている
はるか遠い昔から今まで、そう考える人がいることは避けられない
どうやら避けられないのだとしか思えない
殺された側、街を壊された側には、その怨念が宿って仕返しすることも正義になる
終末に向かう行為の連鎖を断ち切る術がない
術はないのか?
終末に向かう行為は、その終末に至るまで終末を迎えることはない?
終末に向かわないためのデザインの手法はあるのだろうか?
破壊するための兵器が開発され続けている
そのためのデザインがはるか昔からなされ続けている
破壊するための兵器を作らせないためのデザイン手法がない
破壊行為に加担する罪は、その破壊行為が大きければ大きいほど、一人の命では償いきれない
償いきれないぐらい大きな破壊行為に至っては個人の責任に留めようがなくなる
罪が大きすぎて罪にとえない?罪の意識が小さくなる?
なので残虐な行為の歯止めがかからない
歯止めがかからなければ戦争は始まるし、始まった戦争は終わらない
結局ずっと戦争し続けている
戦争がいかに残虐な行為であるかということを認識しているだけではだめ?
その残虐さを避けることよりも掲げた正義が優先される
終末に向かわないためのデザインの手法はなさそう?
終末を迎えるまで、終末に向かい続ける。
そんな救いのないことで良いのだろうか?
良いはずががない。
じゃあ、どうデザインする?
どうする?
どうしようか?