「しくみをみよう」構造目線

重さから逃れる方法はないのだろうか?

地球上にいる限り、重力の影響で地球と引き合うことになる。

地球上にいる限り、重さから逃れることはできない。

重力の影響を受けていないかのように見える形は、

普段地球上では見かけない斬新なものとして目に映る。

しっかりと重さを支えているように見受けられる形は、

安定感や安心感を抱かせることになる。

いずれにしろ、

逃れることのできない自らの重さと向き合い続ける必要がある。

建物そのものの重さを固定荷重と呼んでいる。

建物に加わる負担に応じて、柱の太さなどを決めようとする時、

柱の太さも含めて、建物そのものの大きさが決まっていなければ、

建物そのものの重さが分からない。

そのため、初めにおおよその大きさを決めるところからスタートする。

その決めた断面のことを仮定断面と呼ぶ。

それなりの仮定断面を決める経験や知識がないと、スタート地点に立てない。

地震が起こった時、

地面の揺れに建物がついていけず、地震の影響を受ける。

地震の影響には、建物の重さが大きく関係する。

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