第1回 木造耐力壁ジャパンカップ

平成10年度 第1回 木造耐力壁ジャパンカップ

日本建築専門学校の学園祭の併設のイベントとして、第1回目が静岡県ならびに日本住宅・木材技術センターの後援を得て開催されました。第1回目は耐力壁オリンピックとう名称でした。その後、オリンピック協会に問い合わせて、その名の使用は好ましくないとの指摘を受け、異なる名称となりました。

前年に日本建築専門学校で行われた10分の1の模型の耐力壁同士を対戦させたイベントが、何と実物大で行われることになりました。できるかどうか分からない中、企画は進行、学生有志のグループにより、ついに実現することになりました。学生チームにより4体、一般参加の4体の合計8体によるトーナメント戦が行われました。施設のない中で、野外に鉄骨フレームを建てて行うことになりました。当日は途中から生憎の大雨となり、ブルーシートを急遽、屋根として覆い、対戦が続行されました。手際よくことを運ぶ日本建築専門学校の学生の活躍なくしては成しえないイベントでした。

壁の使用の制限は、枠以外の木材の材積が0.05m以下で、使用する金物の重量が1kg以下というものでした。

対戦は2つの壁を左右に土台を固定した形で設置し、互いの桁を油圧ジャッキで引き合わせて壊しあう形で行います。トーナメント戦で勝ち進むに当たっては、1回戦で引っ張られた側と逆側を2回戦では引くように設置するため、左右両側から引っ張られることに抵抗できた壁が決勝に進みます。その対戦内容は、実物大で行ってみれば面白いであろうという予想前年に日本建築専門学校で行われた10分の1の模型の耐力壁同士を対戦させたイベントが、何と実物大で行われることになりました。できるかどうか分からない中、企画は進行、学生有志のグループにより、ついに実現することになりました。学生チームにより4体、一般参加の4体の合計8体によるトを上回る興味深いものでした。

トーナメント戦を制した壁を強度部門の優勝とします。さらには、ジャッキに加わる力と桁が水平方向にずれた距離を測定しておくので、力とずれのグラフを描き、そのグラフの面積が一番大きな壁を耐震部門の優勝とします。耐震部門の優勝を果たした壁は、一番粘り強い壁であるといえます。

第1回目は「地獄の面格子」という壁が強度部門、耐震部門の両部門を制覇しました。「地獄の面格子」は、筋交いや合板を用いず(第1回目は合板の使用は禁止されていました)、また金物を一切使用しない壁でした。金物を使用しない注脚は、土台下に大きく貫いた柱の長ほぞに割り楔が複数本打たれ、長ほぞが台形状に広がり、引きぬけようとすればするほど、めり込みで抵抗して引き抜けないというものでした。

なお、「地獄の面格子」は、稲山正弘氏の設計、日本建築専門学校の学生の製作によるもので、そのアイデアは平成14年に日本建築学会賞(技術)を受賞した岐阜県立森林文化アカデミー(設計:北川原温氏 構造:稲山正弘氏)の技術に生かされました。

トーナメント戦の結果はこちら→

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